23PM014第23回 言語聴覚士国家試験 過去問

病理学

創傷の処置で治癒を遅らせる局所因子となるのはどれか。

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正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

創面への消毒薬は線維芽細胞・上皮細胞にも毒性を示し、肉芽形成・上皮化を妨げて治癒を遅らせ得る。

解説

創傷は適度な湿潤環境と清潔を保つことで細胞移動が進む。温水・生理食塩水等で異物を洗浄し、壊死組織はデブリードマンで除去する。ガーゼ・被覆材は汚染と乾燥を防ぐが、固着させない工夫が必要である。空気へ長く曝して乾燥させるより湿潤管理が一般的だが、選択肢中で直接的な細胞毒性をもつ局所遅延因子は消毒薬の反復使用である。

選択肢の確認

1.「創面の空気との接触」:空気接触自体より、創面乾燥を防ぐ適切な被覆・湿潤管理が重要となる。
2.「温水による創面の洗浄」:温水洗浄は壊死物・細菌・異物を物理的に減らし、清潔な創床を作る。
3.「創面への消毒薬の使用」:消毒薬は修復細胞へ毒性を示し、創面へ反復使用すると治癒を遅らせる。
4.「ガーゼによる創面の被覆」:ガーゼ被覆は外部汚染から保護するが、湿潤を保ち固着を避けて用いる。
5.「創面にある壊死組織の除去」:壊死組織除去は感染源・治癒阻害物を減らし健常な肉芽形成を促す。

覚えるポイント

創傷は洗浄・デブリードマン・湿潤被覆。強い消毒薬を創面へ繰り返さない。

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