19PM007第19回 言語聴覚士国家試験 過去問

病理学

小児脳腫瘍で正しいのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

中枢神経系腫瘍は小児の固形腫瘍の中で最も多い群である。成人に多い髄膜腫の割合や、小児での放射線・化学療法の扱いを成人と同じに考えない。成長期の脳は放射線による認知・内分泌への晩期影響を受けやすい。

解説

小児脳腫瘍には髄芽腫、低悪性度神経膠腫、上衣腫などが含まれ、後頭蓋窩病変も多い。頭蓋外への血行性転移は一般に少なく、髄液播種が問題となる。治療は手術、化学療法、放射線療法を腫瘍型・年齢に応じて組み合わせる。幼児では放射線の晩期障害を減らすため化学療法で照射を遅らせる戦略も採られるが、「化学療法を行わない」という意味ではない。

選択肢の確認

1.肺に転移しやすい:誤り。頭蓋外転移はまれで、髄液を介した播種に注意する。
2.髄膜腫が約30%:誤り。髄膜腫は小児脳腫瘍の主要な3割を占める腫瘍ではない。
3.小児固形腫瘍の中で最多:正しい。中枢神経系腫瘍は小児固形悪性腫瘍の代表である。
4.幼児期には化学療法を行わない:誤り。年齢や組織型に応じて重要な治療手段となる。
5.幼児期の放射線は知的発達障害に関連しない:誤り。認知発達への晩期影響が大きな課題である。

覚えるポイント

小児脳腫瘍では「固形腫瘍で最多」「髄液播種」「照射の発達影響」を一組で押さえる。

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