20PM005第20回 言語聴覚士国家試験 過去問

病理学

誤っている組合せはどれか。

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正解: 2

正答

(2)

この問題のポイント

貧血を、赤血球産生低下と赤血球喪失・破壊亢進に分けます。悪性貧血はビタミンB12吸収障害による巨赤芽球性貧血で、主因は有効な赤血球産生の障害です。

解説

再生不良性貧血では骨髄の造血幹細胞が障害され、赤血球だけでなく白血球や血小板も減少します。悪性貧血は自己免疫などで胃壁細胞や内因子が障害され、ビタミンB12を吸収できずDNA合成が阻害されるため、巨赤芽球性変化と無効造血を生じます。腎性貧血は腎機能低下に伴うエリスロポエチン産生不足で赤血球産生が低下します。溶血性貧血は赤血球寿命の短縮、鉄欠乏性貧血はヘモグロビン合成材料の不足が本態です。したがって悪性貧血を単純な赤血球破壊亢進とする組合せが誤りです。

選択肢の確認

1.「再生不良性貧血―赤血球産生の低下」は正しく、骨髄低形成による汎血球減少が特徴です。
2.「悪性貧血―赤血球破壊の亢進」は病態の中心を誤っています。ビタミンB12欠乏によるDNA合成障害と無効造血です。
3.「腎性貧血―赤血球産生の低下」は正しく、エリスロポエチン不足が主要因です。
4.「溶血性貧血―赤血球破壊の亢進」は正しい組合せで、赤血球寿命が短縮します。
5.「鉄欠乏性貧血―赤血球産生の低下」は正しく、ヘモグロビン合成が障害され小球性低色素性になります。

覚えるポイント

悪性貧血は名称に惑わされず「内因子低下―ビタミンB12吸収障害―巨赤芽球性貧血」とつなげます。腎性貧血はエリスロポエチン不足です。

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