22PM014第22回 言語聴覚士国家試験 過去問

病理学

創傷治癒への関与が少ないのはどれか。

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正解: 1

正答

(1)

この問題のポイント

創傷治癒は止血、炎症、増殖、成熟の順に進みます。血小板、好中球、マクロファージ、線維芽細胞は主要役割を持ち、好酸球の関与は相対的に少ないものです。

解説

損傷直後は血小板が凝集して血栓を作り、PDGFなどの成長因子を放出します。炎症期には好中球が早期に侵入して細菌・壊死組織を処理し、続いてマクロファージが貪食するとともにサイトカイン・成長因子を出して修復への切替えを指揮します。増殖期には線維芽細胞が増殖し、コラーゲンや細胞外基質を産生して肉芽組織を形成します。その後、コラーゲン再構築により瘢痕が成熟します。好酸球は寄生虫防御やアレルギー反応で重要ですが、通常の創傷治癒の主役ではありません。感染、血流、栄養、糖尿病、ステロイドなども治癒へ影響します。

選択肢の確認

1.「好酸球」はアレルギー・寄生虫応答が中心で、創傷治癒への関与が最も少ないため正答です。
2.「好中球」は炎症初期の殺菌・異物除去に関与します。
3.「血小板」は止血と成長因子放出により治癒開始を支えます。
4.「マクロファージ」は貪食とサイトカイン放出で炎症から増殖期への移行を調整します。
5.「線維芽細胞」はコラーゲン・基質を産生し肉芽と瘢痕を作ります。

覚えるポイント

治癒の細胞は「血小板で止血→好中球で清掃→マクロファージで指揮→線維芽細胞でコラーゲン」。好酸球は主役ではありません。

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