25AM005第25回 言語聴覚士国家試験 過去問

病理学

ただしいのはどれか

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正解: 1

正答

(1)

この問題のポイント

卵子は減数分裂で半数体となり、性染色体として必ずXを1本もちます。精子はXまたはYをもつため、受精時の組合せで遺伝学的性が決まります。

解説

ヒトの体細胞には46本、すなわち常染色体22対と性染色体1対の合計23対があります。女性の性染色体は通常XX、男性はXYです。卵母細胞の性染色体はXXなので、減数分裂後の卵子はすべてXを1本もちます。精子はXまたはYのいずれかをもち、X精子との受精でXX、Y精子との受精でXYとなります。トリソミーは特定染色体が通常の2本でなく3本ある数的異常の総称で、21トリソミーのような常染色体異常も、性染色体の数的異常もあり得るため「性染色体異常症」の同義語ではありません。伴性劣性疾患では罹患男性の変異Xは娘へ渡りますが、母由来の正常Xがあれば通常は保因者で、父から娘へ疾患が直接発症するという単純な表現は不適切です。

選択肢の確認

1.「卵子の性染色体はXだけ」は、すべての卵子がXを1本受け取るため正しいです。
2.「女性はXY型」は誤りで、通常の女性はXX、男性がXYです。
3.「体細胞染色体は22対」は誤りで、22対の常染色体に性染色体1対を加え23対です。
4.「トリソミーは性染色体異常症」は誤りで、常染色体にも生じる数的異常の形式です。
5.「伴性劣性遺伝病は父から娘に遺伝」は、娘は変異を受け取っても通常保因者で、疾患発症の典型的伝達説明として誤りです。

覚えるポイント

卵子はX、精子はXまたはYです。体細胞は23対、トリソミーは染色体の種類を問わない「3本ある状態」、X連鎖劣性では男性発症と女性保因を区別します。

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