19AM007第19回 言語聴覚士国家試験 過去問

病理学

誤っている組合せはどれか。

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正解: 1

正答

(1)

この問題のポイント

食道静脈瘤は主に肝硬変などによる門脈圧亢進で生じ、糖尿病との直接の組合せではない。他の選択肢は消化管疾患の代表的病理・危険因子を示す。

解説

門脈圧が上がると、門脈系と体循環系の側副血行路である下部食道静脈が拡張し、破裂出血の危険をもつ食道静脈瘤となる。食道癌は日本では扁平上皮癌が多く、胃・食道接合部の腺癌とは区別する。胃潰瘍にはHelicobacter pylori感染やNSAIDsが関与する。潰瘍性大腸炎は直腸から口側へ連続性・びまん性に粘膜炎症を生じ、大腸腺腫性ポリープの一部は腺腫―癌連続を経て大腸癌へ進展する。

選択肢の確認

1.「食道静脈瘤 ― 糖尿病」:食道静脈瘤の主要背景は門脈圧亢進であり、糖尿病を直接対応させるのは誤りである。
2.「食道癌 ― 扁平上皮癌」:食道粘膜の多くは重層扁平上皮で、日本の食道癌では扁平上皮癌が代表的である。
3.「胃潰瘍 ― ヘリコバクタ-・ピコリ」:胃潰瘍の重要な原因にヘリコバクター・ピロリ感染があり、除菌で再発を減らせる。
4.「潰瘍性大腸炎 ― びまん性炎症」:潰瘍性大腸炎は粘膜を中心とした連続性・びまん性炎症を特徴とする。
5.「大腸癌 ― 大腸ポリープ」:腺腫性大腸ポリープは大腸癌の前駆病変となり得るため、内視鏡的切除の対象となる。

覚えるポイント

食道静脈瘤を見たら門脈圧亢進・肝硬変、胃潰瘍ならH. pyloriとNSAIDs、潰瘍性大腸炎なら連続性を連想する。

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