21PM022|第21回 言語聴覚士国家試験 過去問
大脳皮質細胞の興奮性神経伝達物質はどれか。
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正解: 4
正答
(4)
この問題のポイント
大脳皮質の主要な興奮性神経伝達物質はグルタミン酸である。主要な抑制性伝達物質GABAと対比する。
解説
錐体細胞を含む皮質ニューロンの多くはグルタミン酸作動性で、AMPA・NMDA受容体などを介して後シナプス細胞を脱分極させる。GABAは局所介在ニューロンの主要な抑制性物質である。ノルアドレナリンは青斑核、ドパミンは中脳、セロトニンは縫線核から広く投射し、覚醒・報酬・気分等を調節するモノアミンだが、皮質内の一般的な速い興奮性伝達の主体ではない。
選択肢の確認
1.「ノルアドレナリン」:ノルアドレナリンは青斑核由来の調節性投射で、皮質の主要な速い興奮性伝達物質ではない。
2.「ドパミン」:ドパミンは黒質・腹側被蓋野等から投射し、運動・報酬を修飾する。
3.「セロトニン」:セロトニンは縫線核由来で気分・睡眠等を調節し、皮質の主興奮性物質ではない。
4.「グルタミン酸」:グルタミン酸は皮質錐体細胞の代表的伝達物質で、興奮性シナプスを形成する。
5.「γ-アミノ酪酸」:γ-アミノ酪酸はCl−流入等を介する中枢の主要な抑制性伝達物質である。
覚えるポイント
中枢の基本は「興奮=グルタミン酸、抑制=GABA」。モノアミンは広域の状態調節と整理する。