20PM045|第20回 言語聴覚士国家試験 過去問
Vygotsky,L.S.の説として適切なのはどれか。
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正解: 4
正答
(4)
この問題のポイント
Vygotskyは、社会的な外言が自己中心的な独語を経て内面化し、思考を支える内言になると考えました。過渡期に独語が出現します。
解説
発達初期の言語は、他者との交流に用いる社会的な外言として機能します。その後、子どもは課題を解きながら自分へ向けて声に出す独語、私的発話を用いるようになります。この独語は単なる未熟さではなく、行動を計画・制御する自己調整機能を持ち、しだいに声に出さない内言へ内面化されます。したがって外言から内言へ移行する過程に独語が現れるという記述が適切です。内言は外言より先に完成するのでも、互いに完全に独立して発達するのでもありません。内言は省略が多く個人的な形式へ変化します。
選択肢の確認
1.「外言と内言はほぼ同時期に出現」は誤りで、社会的外言が先行し内面化されます。
2.「内言と外言は独立し別の系として発達」は両者の発達的移行を否定しており不適切です。
3.「内言が社会化されて外言に移行」は方向が逆で、外言が内面化され内言になります。
4.「外言が内言に移行する過渡期に独語が出現」はVygotskyの説明に合うため正答です。
5.「非言語的コミュニケーションを基礎に獲得」は一般的背景にはなり得ますが、内言・外言関係についての中心命題ではありません。
覚えるポイント
流れは「社会的外言―自分へ向けた独語―内言」です。独語は行動を調整する言葉で、内言への橋渡しになります。