20PM046第20回 言語聴覚士国家試験 過去問

言語発達学

即時マッピング(fast mapping)と関係が深いのはどれか。

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正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

即時マッピングは、未知語をわずかな提示から対象・意味へ仮に結び付ける能力です。短期間に多数の語を学ぶ語彙の急増と深く関係します。

解説

幼児が既知の物と未知の物を見せられ、未知の名称を一度聞いただけでも未知物へ対応付けるような学習をfast mappingと呼びます。最初の表象は不完全で、その後の使用場面や対比、発話者の意図などを通じて意味が精緻化されます。この迅速な語と意味の結合能力は、幼児期に語彙数が短期間で大きく増える語彙爆発・語彙の急増を支えます。音韻知覚は語音の弁別、初語はより早い語産出の節目、助詞増加は文法発達、会話方略は語用発達であり、即時マッピングの直接的対応ではありません。

選択肢の確認

1.「音韻の知覚」は語音を区別する基盤ですが、未知語の意味を素早く対応付ける現象そのものではありません。
2.「初語の出現」は最初の有意味語の産出で、即時マッピングと最も深い対応ではありません。
3.「語彙の急増」は一度または少数回の提示から新語を学ぶ能力に支えられるため正答です。
4.「助詞の増加」は文法・形態統語の発達であり、新しい語の意味対応付けとは異なります。
5.「会話方略の発達」は相手とのやり取りを調整する語用論的能力です。

覚えるポイント

fast mappingは「未知語を素早く意味へ仮置きする」仕組みで、語彙急増と結び付きます。完全学習ではなく、後から意味を深めます。

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