20PM053第20回 言語聴覚士国家試験 過去問

言語聴覚障害総論

スクリーニング検査で誤っているのはどれか。 a.ベッドサイド検査と同義である。 b.機器を用いないで実施できる検査のこという。 c.該当する母集団の全員が対象となる。 d.評価の初期段階に位置づけられる。 e.実際には対象疾患がない人を選別する誤りに比べ、実際に対象疾患がある人を見逃す誤りの方がより重大である。

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正解: 1

正答

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この問題のポイント

スクリーニングは、母集団から精密評価が必要な可能性のある人を早期に選び出す検査です。ベッドサイド検査や無機器検査と同義ではありません。

解説

スクリーニングは診断を確定する検査ではなく、一定の母集団を広く対象として、疾患・障害の可能性がある人を次の精査へつなげる初期評価です。実施場所は病室に限らず、学校、健診会場、地域など多様で、聴覚スクリーニングのように機器を使う場合もあります。感度を高くして実際の疾患を見逃す偽陰性を減らすことが一般に重視されます。偽陽性は疾患のない人を陽性と選ぶ誤りで追加検査の負担を生みますが、治療・支援機会を失う偽陰性のほうが重大となりやすいからです。したがってaとbが誤り、c・d・eはスクリーニングの性質に合います。

選択肢の確認

1.「a,b」はベッドサイド検査と同義というa、機器を用いない検査というbの双方が誤りなので正答です。
2.「a,e」はaは誤りですが、対象疾患の見逃しをより重大とするeは妥当です。
3.「b,c」はbは誤りでも、該当する母集団を広く対象とするcはスクリーニングの特徴です。
4.「c,d」は母集団を対象とするcも初期段階の評価dも正しい記述です。
5.「d,e」は初期評価dと偽陰性を重くみるeの双方が正しいため、誤りの組合せではありません。

覚えるポイント

スクリーニングは「広く・早く・高感度で拾い、精査へつなぐ」。場所や機器の有無では定義されず、陽性だけで確定診断もしません。

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