21PM049|第21回 言語聴覚士国家試験 過去問
ICF(国際生活機能分類)について正しいのはどれか。 a.社会的不利を活動とした。 b.概念にマイナスの表現を用いた。 c.背景因子として個人因子と環境因子とを設定した。 d.健康状態を出発点とした。 e.能力障害を参加とした。
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正解: 4
正答
(4)
この問題のポイント
ICFは健康状態を起点に生活機能を心身機能・身体構造、活動、参加で捉え、背景因子として環境因子と個人因子を置く。c・dが正しい。
解説
ICFは旧ICIDHの機能障害・能力障害・社会的不利という一方向の否定的モデルを改め、生活機能の肯定的・中立的表現と障害側の表現を併用する。活動は課題や行為の遂行、参加は生活・人生場面への関与で、旧概念を単純に能力障害=参加、社会的不利=活動と置換したのではない。健康状態、生活機能、環境因子・個人因子が双方向に相互作用する統合モデルである。
選択肢の確認
1.「a,b」:a,bは社会的不利を活動と単純置換せず、ICFはマイナスだけの表現を採らない。
2.「a,e」:a,eは旧用語を活動・参加へ一対一対応させた記述で、どちらも不適切である。
3.「b,c」:b,cはc背景因子は正しいが、bマイナス表現のみという説明が誤る。
4.「c,d」:c,dは背景因子に個人・環境を置き、健康状態から相互作用を捉える正しい組合せである。
5.「d,e」:d,eはdは正しいが、e能力障害をそのまま参加としたわけではない。
覚えるポイント
ICFは健康状態↔生活機能↔背景因子の相互作用。活動=行為、参加=生活場面への関与。