21PM057|第21回 言語聴覚士国家試験 過去問
純粋失読でみられないのはどれか。
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正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
純粋失読は文字認知の視覚入力障害で逐字読み・語長効果を示すが、意味・音韻経路由来の類音性錯読は典型でない。
解説
左後頭葉と脳梁膨大部の病変により、視覚文字情報が優位半球言語系へ届かなくなる。文字を一字ずつ同定して語を組み立てる逐字読みとなり、長い語ほど遅く誤りやすい。右同名半盲を伴うことが多い。指で文字をなぞる、空書するなど運動覚情報を利用すると読字が促進され得る。類音性錯読は「蛙」を「かわず」のような語彙・意味処理の誤りとして現れ、視覚入力離断を主とする純粋失読の中核所見ではない。
選択肢の確認
1.「逐字読み」:逐字読みは一字ずつ名称化して統合する純粋失読の代償的な読み方である。
2.「類音性錯読」:類音性錯読は語彙・意味経路の障害を示し、純粋失読の代表所見ではない。
3.「運動覚促通」:文字をなぞる運動覚促通で視覚以外の入力経路を使い、読みが改善し得る。
4.「右同名性半盲」:左後頭葉病変により右同名性半盲を伴う古典型純粋失読が多い。
5.「語長効果」:語長効果は一字ずつ処理するため文字数が増えるほど反応時間が延びる現象である。
覚えるポイント
純粋失読=逐字読み・語長効果・右同名半盲・運動覚促通。書字は比較的保たれる。