21PM062|第21回 言語聴覚士国家試験 過去問
前頭葉内側面の損傷で起こるのはどれか。 a.健 忘 b.把握反射 c.模倣行動 d.道順障害 e.接近行為
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正解: 3
正答
(3)
この問題のポイント
前頭葉内側面の損傷では原始反射の把握反射と、他者の動作を自動的にまねる模倣行動が生じるためb・cである。
解説
内側前頭葉・補足運動野・前部帯状回の障害では発動性低下、無動性無言、解放現象がみられる。把握反射は手掌刺激で意思に反して握る前頭葉徴候で、模倣行動は検者の動作を抑制できず模倣する環境依存症候群である。健忘は海馬・間脳等、道順障害は右海馬傍回・後方皮質等と関連する。接近行為は目の前の対象へ口や手を近づける前頭葉症状でも、設問の典型的内側面二徴候の組合せには含まれない。
選択肢の確認
1.「a,b」:a,bはb把握反射は該当するが、a健忘は内側側頭葉・間脳病変が中心である。
2.「a,e」:a,eは健忘と接近行為で、内側面損傷の代表的な二徴候の組ではない。
3.「b,c」:b,cは把握反射と模倣行動という前頭葉の抑制解除現象を正しく組み合わせる。
4.「c,d」:c,dはcは該当するが、d道順障害は後方・海馬傍領域との関連が強い。
5.「d,e」:d,eは道順障害と接近行為で、把握反射・模倣行動を欠いている。
覚えるポイント
前頭葉の解放現象は把握反射、環境依存は模倣・使用行動。抑制できない自動反応として理解する。