第21回・2019年
21PM082|第21回 言語聴覚士国家試験 過去問
発話特徴抽出検査において録音した音声サンプルで評価不能な項目はどれか。
解答・解説を見る
正解3
正答
(3)
この問題のポイント
録音音声ではマイク距離・感度・録音利得が不明だと絶対的な声の大きさを評価できない。高さや時間的変動は相対的に聴取できる。
解説
録音機は入力レベルを任意に増幅・減衰し、自動利得調整も働くため、再生音量は発話時の実音圧を保存しない。声の大きさの「程度」を判定するには一定距離・校正条件での音圧測定や対面観察が必要である。一方、同一サンプル内の声量変動は録音利得が一定なら相対比較できる。声の高さ、突然の翻転、周期的なふるえも周波数・時間パターンとして録音から評価可能である。
選択肢の確認
1.「声の高さの程度」:声の高さの程度は基本周波数と聴覚印象が録音に保持され評価できる。
2.「声の飜転」:声の翻転は発声中の急な高さ・声区変化として録音から確認できる。
3.「声の大きさの程度」:声の大きさの絶対程度は録音利得とマイク距離に左右され評価不能である。
4.「声の大きさの変動」:声の大きさの変動は同一録音内の相対的な増減として聴取できる。
5.「声のふるえ」:声のふるえは周期的な周波数・振幅変動として録音サンプルに残る。
覚えるポイント
録音で失われるのは校正のない絶対音圧。高さ・ふるえ・同一試料内の相対変化は残る。
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