22PM082|第22回 言語聴覚士国家試験 過去問
筋と機能との組み合わせで誤っているのはどれか。
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正解: 1
正答
(1)
この問題のポイント
口蓋帆張筋は軟口蓋を緊張させ、耳管を開く働きが中心です。鼻咽腔閉鎖で軟口蓋を挙上する主働筋は口蓋帆挙筋なので、1の組合せが誤りです。
解説
鼻咽腔閉鎖には口蓋帆挙筋による軟口蓋挙上、上咽頭収縮筋等による咽頭壁運動が重要です。口蓋帆張筋は軟口蓋腱膜を張り、嚥下時などに耳管を開大します。茎突舌筋は舌を後上方へ引き、舌後部を挙上します。口輪筋は口裂周囲を取り囲み口唇を閉鎖・突出させます。顎舌骨筋は口腔底と舌骨を挙上し、舌骨が固定されれば下顎を下制して開口を助けます。後輪状披裂筋は披裂軟骨を外旋させる唯一の声門開大筋で、吸気時に重要です。筋名の「張」と「挙」を機能どおりに区別します。
選択肢の確認
1.口蓋帆張筋の中心機能は軟口蓋緊張・耳管開大で、鼻咽腔閉鎖の主筋とする組合せは誤りです。
2.茎突舌筋は舌を後上方へ引き、舌後部を挙上します。
3.口輪筋は口裂の周囲を取り囲んで収縮し、両側の口唇を閉鎖・突出させるため正しい組合せです。
4.顎舌骨筋は舌骨固定時に下顎を下制し、開口を助けます。
5.後輪状披裂筋は声帯を外転させ、声門を開きます。
覚えるポイント
口蓋帆挙筋=挙上して閉鎖、口蓋帆張筋=緊張・耳管開大。後輪状披裂筋=唯一の声門開大筋です。