23PM082第23回 言語聴覚士国家試験 過去問

運動障害性構音障害

発話特徴抽出検査について誤っているのはどれか。

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正解: 5

正答

(5)

この問題のポイント

録音音声はマイク距離や録音利得でレベルが変わるため、声の絶対的な大きさの評価には適さない。録音で評価するとする記述が誤る。

解説

発話特徴抽出検査は運動障害性構音障害の音声を聴き、呼吸、発声、鼻咽腔閉鎖、構音、プロソディ等の特徴を聴覚心理的に抽出する。各特徴は重症度の順序を持つ評定尺度で、声質も嗄声、努力性、気息性など評価対象となる。異常度は正常から重度までの5段階で評定する。一方、録音では入力レベルの自動調整、マイクとの距離、再生音量により物理的レベルが変わるため、声が小さい・大きいという絶対音量は対面で条件を統制して判断する必要がある。録音は同条件なら比較に使えても、記録された振幅をそのまま患者の声量とはみなせない。

選択肢の確認

1.「順序尺度を用いる。」:順序尺度を用い、所見の重症度を段階づけて聴覚的に評定する検査である。
2.「聴覚心理的検査である。」:音声を聴取して知覚された発話特徴を判断する聴覚心理的検査である。
3.「声質は評価対象である。」:粗糙性・気息性・努力性などの声質は発声面の評価対象に含まれる。
4.「異常度は5段階で評価する。」:異常度は正常から重度まで5段階で評価し、所見の程度をプロフィール化する。
5.「声の大きさは録音した音声で評価する。」:声の大きさは録音条件に左右されるため、録音音声だけで評価するという説明は誤る。

覚えるポイント

録音で比較しやすいのは声質・構音・プロソディ。絶対的声量はマイク距離と利得の影響を受けるため対面で確認する。

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