22AM083|第22回 言語聴覚士国家試験 過去問
パーキンソン病の構音訓練について誤っているのはどれか。
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正解: 1
正答
(1)
この問題のポイント
パーキンソン病では小声・単調・加速に対し、声量増大や速度調整を訓練します。内緒話法は意図的に小声化するため病態と逆方向です。
解説
パーキンソン病の運動低下性構音障害では発声努力の自己評価が小さくずれ、低声量、狭い声域、速く不明瞭な発話がみられます。Lee Silverman Voice Treatmentは十分な呼吸・発声努力で大きな声を反復し、感覚的な校正と日常への般化を図ります。タッピングやモーラ指折り法は外的なリズム手掛かりで一拍ずつ発話し加速を抑えます。フレージング法は意味のまとまりごとに区切り、呼吸と速度、明瞭度を整えます。内緒話法は声帯振動を抑えた小さい発話を使う方法で、既に声量の小さい患者の訓練目的には合いません。
選択肢の確認
1.「内緒話法」は小声を助長し、パーキンソン病の構音訓練として誤りなので正答です。
2.「タッピング」は外的リズムで発話速度を調整できます。
3.「モーラ指折り法」はモーラ単位を意識させ加速・不明瞭化を抑えます。
4.「フレージング法」は適切な区切りと呼吸で明瞭度を高めます。
5.「リー・シルバーマン法」は声量増大を中心とする代表的訓練です。
覚えるポイント
パーキンソン病への二本柱は、LSVTによる声量と、外的キューによる速度・リズムです。患者の自己感覚だけに任せず客観的に確認します。