22AM084|第22回 言語聴覚士国家試験 過去問
三叉神経支配でないのはどれか。
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正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
三叉神経第3枝の下顎神経は咀嚼筋を運動支配します。前頭筋は表情筋であり、顔面神経支配です。
解説
咀嚼筋の主要四筋は咬筋、側頭筋、内側翼突筋、外側翼突筋で、いずれも下顎神経の運動枝に支配されます。咬筋・側頭筋・内側翼突筋は主に下顎を挙上し、外側翼突筋は下顎頭・関節円板を前方へ引き、開口や側方運動に関与します。三叉神経は顔面感覚も担いますが、表情筋を動かす神経ではありません。前頭筋は帽状腱膜から眉部皮膚へ走り、眉を挙げ前額にしわを作る表情筋で、顔面神経の側頭枝に支配されます。臨床では下顎偏倚・咀嚼力と、額のしわ寄せ・閉眼など顔面運動を分けて診察します。
選択肢の確認
1.「咬筋」は下顎神経支配の咀嚼筋で、下顎を挙上します。
2.「前頭筋」は顔面神経支配の表情筋で、三叉神経支配でないため正答です。
3.「側頭筋」は下顎神経支配で下顎の挙上・後退に働きます。
4.「外側翼突筋」は下顎神経支配で下顎を前方へ動かします。
5.「内側翼突筋」は下顎神経支配で咬筋とともに挙上に働きます。
覚えるポイント
咀嚼筋=三叉神経V3、表情筋=顔面神経VIIです。「顔にある筋」という位置だけで支配神経を決めません。