23AM002|第23回 言語聴覚士国家試験 過去問
大脳辺縁系に含まれるのはどれか。 a.海馬 b.脳梁 c.縁上回 d.帯状回 e.扁桃体
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正解: 3
正答
(3)
この問題のポイント
大脳辺縁系には記憶の海馬、情動の扁桃体、情動・動機づけに関わる帯状回が含まれる。a・d・eの組合せを選ぶ。
解説
大脳辺縁系は大脳半球内側部を中心とする複数構造の機能的ネットワークで、情動、記憶、動機づけ、自律反応と関係する。海馬はエピソード記憶の固定、扁桃体は恐怖など情動価の評価、帯状回は情動・注意・行動選択の統合に重要である。脳梁は左右大脳半球を結ぶ最大の交連線維、縁上回は下頭頂小葉に位置し音韻処理や行為などへ関わる連合皮質で、名称に『縁』があっても辺縁系ではない。構造の機能と位置を対応させる。
選択肢の確認
1.「a,b,c」:a,b,cは海馬のみが辺縁系で、脳梁は交連線維、縁上回は頭頂葉連合皮質なので三つは成立しない。
2.「a,b,e」:a,b,eは海馬と扁桃体は辺縁系だが、脳梁は左右半球を連絡する白質線維である。
3.「a,d,e」:a,d,eの海馬、帯状回、扁桃体は、記憶と情動を担う大脳辺縁系の主要構造である。
4.「b,c,d」:b,c,dは帯状回のみが該当し、脳梁と縁上回は辺縁系の構成要素ではない。
5.「c,d,e」:c,d,eは帯状回と扁桃体は該当するが、縁上回は下頭頂小葉の連合皮質である。
覚えるポイント
海馬=記憶、扁桃体=情動、帯状回=情動・動機。脳梁=左右連絡、縁上回=頭頂葉と分ける。