23AM003|第23回 言語聴覚士国家試験 過去問
スパイロメトリーで測定できるのはどれか。 a.1秒率 b.換気率 c.残気量 d.肺活量 e.1回換気量
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正解: 3
正答
(3)
この問題のポイント
スパイロメトリーは出入りする気量を測るため、1回換気量、肺活量、1秒量から算出する1秒率を測定できる。肺内に残る残気量は測れない。
解説
スパイロメータは口から吸気・呼気される容積と流量を時間に沿って記録する。安静呼吸一回の1回換気量、最大吸気後に最大呼出できる肺活量、努力性肺活量の最初の1秒に吐ける1秒量と1秒率を求められる。1秒率はFEV1/FVC×100%で閉塞性換気障害の指標となる。最大呼出後にも肺内へ残る残気量は口外へ出ないので、単純なスパイロメトリーでは測れず、ガス希釈法や体プレチスモグラフィなどが必要である。選択肢の一般的な『換気率』は標準的な直接測定項目として扱わない。
選択肢の確認
1.「a,b,c」:a,b,cは1秒率は測れるが、一般的な換気率と残気量をスパイロメータで直接測るという二項が不適切である。
2.「a,b,e」:a,b,eは1秒率と1回換気量は得られるが、換気率を独立した標準測定項目とするbが合わない。
3.「a,d,e」:a,d,eの1秒率、肺活量、1回換気量はいずれも口を出入りする気量・流量から測定できる。
4.「b,c,d」:b,c,dは肺活量のみが測定可能で、残気量は最大呼出後も肺内に残るため測れない。
5.「c,d,e」:c,d,eは肺活量と1回換気量は測れるが、残気量を含むため組合せとして誤る。
覚えるポイント
スパイロメトリーは出入りする空気を測る。VC・TV・FEV1/%は可能、肺に残るRVは不可能と覚える。