22AM085|第22回 言語聴覚士国家試験 過去問
嚥下内視鏡で評価が難しいのはどれか。
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正解: 5
正答
(5)
この問題のポイント
嚥下内視鏡は咽頭・喉頭を直接観察できますが、嚥下瞬間はwhite-outとなり、食道入口部の開大量・通過を直接評価するのは難しい検査です。
解説
嚥下内視鏡検査では鼻腔から内視鏡を挿入し、鼻咽腔閉鎖、咽頭・喉頭の形態、分泌物、食塊の早期流入、嚥下前後の残留・喉頭侵入・誤嚥をベッドサイドで反復観察できます。発声課題により声帯運動・声門閉鎖も確認でき、咽頭壁の運動や嚥下反射が起こる食塊位置から惹起性を評価できます。しかし嚥下時には咽頭壁が内視鏡先端を覆い画像が白くなるwhite-outが生じます。さらに食道入口部は内視鏡視野の下方にあり、開大そのものや食塊の食道通過は直接見えません。開大不全は梨状窩残留などから推測し、詳細は嚥下造影で確認します。
選択肢の確認
1.「声門閉鎖」は発声・息こらえ時の声帯内転として観察できます。
2.「咽頭収縮」は咽頭壁運動や嚥下後残留から評価できます。
3.「鼻咽腔閉鎖」は軟口蓋運動を上方から観察可能です。
4.「嚥下反射惹起性」は食塊位置と反射開始の関係から評価できます。
5.「食道入口部開大」は直接観察が難しく、正答です。
覚えるポイント
VEは粘膜・分泌物・前後残留に強く、VFは嚥下中の運動、食道入口部開大、各期の時間関係に強い検査です。