22AM082|第22回 言語聴覚士国家試験 過去問
誤っている組み合わせはどれか。
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正解: 5
正答
(5)
この問題のポイント
運動障害性構音障害の型と病態を対応させます。運動過多性では不随意運動による変動的な中断や努力性が中心で、気息性嗄声を固定的代表所見とするのは不適切です。
解説
痙性構音障害は両側上位運動ニューロン障害により緊張亢進と緩徐・努力性発話を示します。弛緩性では下位運動ニューロン障害による筋力低下があり、軟口蓋麻痺なら開鼻声になります。失調性では小脳性のタイミング・力・範囲の調節障害から音節ごとの強勢、断綴性、リズム障害を示します。運動低下性ではパーキンソン病に伴い小声、単調、加速性発話が生じます。運動過多性は舞踏運動、ジストニア、振戦などが発声発語へ入り、突然の音声停止、声の高さ・大きさ・速度の不規則変動、絞り出す声などを生じます。単純な気息性嗄声は弛緩性などでより説明されます。
選択肢の確認
1.「痙性―発話速度低下」は緊張亢進による遅い努力性発話で適切です。
2.「弛緩性―開鼻声」は軟口蓋筋力低下による鼻咽腔閉鎖不全で適切です。
3.「失調性―リズム障害」は時間調節の障害として適切です。
4.「運動低下性―加速現象」はパーキンソン病でみられ適切です。
5.「運動過多性―気息性嗄声」は代表的対応でなく、誤りなので正答です。
覚えるポイント
痙性=硬く遅い、弛緩性=弱い・開鼻声、失調性=不規則なリズム、低下性=小声・加速、過多性=不随意な変動です。