第22回・2020年

22AM081|第22回 言語聴覚士国家試験 過去問

粘膜下口蓋裂におけるカルナン(Calnan)の3兆候はどれか。 a.口蓋垂裂 b.硬口蓋後端の骨欠損 c.高口蓋 d.歯列矯正 e.軟口蓋正中部の菲薄化

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正解2

正答

(2)

この問題のポイント

粘膜下口蓋裂のCalnanの三徴は、a口蓋垂裂、b硬口蓋後端の骨性欠損、e軟口蓋正中部の菲薄化・透見帯です。

解説

粘膜下口蓋裂では口腔側粘膜が連続して見えるため、明らかな裂がなく見逃されることがあります。しかし軟口蓋筋が正中で連続せず、鼻咽腔閉鎖不全や開鼻声を来します。Calnanの三徴は、二分口蓋垂、硬口蓋後縁の骨欠損を触知するnotch、軟口蓋正中の筋層欠損による薄く青白い透明帯(zona pellucida)です。三つすべてが常に揃うわけではなく、発音、鼻漏出、嚥下、内視鏡所見を含めて診断します。高口蓋は非特異的形態であり、歯列矯正は所見ではなく治療行為なので三徴に含まれません。

選択肢の確認

1.「a,b,c」は口蓋垂裂a・骨欠損bは該当しますが、高口蓋cは三徴ではありません。
2.「a,b,e」は口蓋垂裂、硬口蓋後端骨欠損、軟口蓋正中菲薄化で正答です。
3.「a,d,e」は歯列矯正dが解剖学的徴候ではありません。
4.「b,c,d」は高口蓋cと歯列矯正dが三徴に含まれません。
5.「c,d,e」は菲薄化e以外のc・dが該当しません。

覚えるポイント

Calnan三徴は「二分口蓋垂・硬口蓋後端の切痕・軟口蓋正中の透明帯」です。見た目が閉じていても鼻咽腔機能を評価します。

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