22PM077第22回 言語聴覚士国家試験 過去問

器質性構音障害

側音化構音の評価に有用でないのはどれか。

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正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

側音化構音は舌と口蓋の接触・側方への呼気流を評価します。ブローイング検査は主に鼻咽腔閉鎖や呼気操作をみる検査で、個々の構音時の側方化評価には有用性が低いです。

解説

側音化構音では、本来正中から出るべき呼気が舌の側方から流れ、歪んだ雑音を伴います。評価ではまず会話・音節・単語での聴覚的印象と出現音を確認し、口腔顔面の形態・運動、舌の偏位や顎の側方運動を観察します。鼻息鏡等を口前へ置いて曇りの偏りをみれば、構音時の左右の呼気流を補助的に捉えられます。エレクトロパラトグラフィは舌と人工口蓋の接触パターンを時間的に可視化でき、正中溝の欠如や片側性接触を示します。一方、吹く動作をみるブローイング検査は、発話中の舌接触と側方呼気を直接評価しません。

選択肢の確認

1.口前の鏡の曇り方から口腔呼気の方向・左右差を補助的に観察できます。
2.舌、顎、口唇など口腔顔面の形態と運動観察は必要です。
3.ブローイングは鼻咽腔閉鎖等の粗大な呼気機能をみるもので、側音化構音の直接評価には有用でないため正答です。
4.歪みの聴覚的評価は側音化の有無と重症度を捉える基本です。
5.エレクトロパラトグラフィは舌―口蓋接触の異常な左右パターンを時間的・空間的に客観化でき、有用です。

覚えるポイント

側音化は「音を聴く・舌顎を見る・呼気方向を見る・接触をEPGで見る」。非発話の吹く力だけでは判定できません。

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