22AM020|第22回 言語聴覚士国家試験 過去問
神経回路として少数のシナプスを介した直接の連絡がないのはどれか。
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正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
聴覚・前庭反射の短い神経回路を確認します。蝸牛神経核から迷走神経核へは、他の選択肢のような定型的な少数シナプス反射路による直接連絡がありません。
解説
強大音に対する耳小骨筋反射では、蝸牛神経核から上オリーブ核などを介して顔面神経核へ伝わり、アブミ骨筋が収縮します。上オリーブ核からはオリーブ蝸牛束が遠心性に蝸牛へ戻り、外有毛細胞などを調整します。前庭神経核から動眼・滑車・外転神経核へは内側縦束を通る前庭眼反射路があり、頭部運動中の注視を保ちます。前庭神経核から脊髄前角へは前庭脊髄路が走り、姿勢筋緊張を調節します。迷走神経核は内臓感覚・運動、咽喉頭反射に関わりますが、蝸牛神経核から少数シナプスで結ぶ定型的な直接聴覚反射路としては挙げません。
選択肢の確認
1.「蝸牛神経核―顔面神経核」は音響性アブミ骨筋反射の短い回路で連絡します。
2.「蝸牛神経核―迷走神経核」は定型的な少数シナプス直接回路がなく、正答です。
3.「上オリーブ核―蝸牛有毛細胞」はオリーブ蝸牛遠心路で連絡します。
4.「前庭神経核―動眼神経核」は前庭眼反射路で直接性の高い連絡があります。
5.「前庭神経核―脊髄前角細胞」は前庭脊髄路を介し姿勢反射へ関与します。
覚えるポイント
蝸牛核―顔面核は耳小骨筋反射、上オリーブ―蝸牛は遠心路、前庭核―眼球運動核はVOR、前庭核―脊髄は姿勢反射です。