第23回・2021年

23AM022|第23回 言語聴覚士国家試験 過去問

正しいのはどれか。

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正解3

正答

(3)

この問題のポイント

半規管膨大部の膨大部稜には、有毛細胞とクプラからなる角加速度の平衡覚受容器が存在する。

解説

回転運動で半規管内リンパに相対流が生じると、膨大部のクプラが偏位し、その中の有毛細胞が刺激される。これが膨大部稜である。蝸牛では外有毛細胞が約1万2千、内有毛細胞が約3千5百で、内有毛細胞の方が少ない。蝸牛は胎生早期から形成されるため、奇形時期を6週以降に限定できない。耳石器は左右の前庭に卵形嚢・球形嚢の2個ずつで、3個ではない。新生児外耳道は骨部が未発達で、むしろ軟骨部の比率が大きい。

選択肢の確認

1.「蝸牛の内有毛細胞は外有毛細胞より多い。」:内有毛細胞は外有毛細胞より少なく、各1列対3列という配列からも数の関係が逆である。
2.「蝸牛の奇形は胎生6週以降に発生する。」:蝸牛形成は胎生早期に始まるため、奇形が胎生6週以降だけに発生すると限定するのは誤りである。
3.「半規管の膨大部稜には平衡覚受容器がある。」:半規管の膨大部稜はクプラ偏位で角加速度を受容する平衡覚受容器なので正しい。
4.「前庭には左右それぞれに3個の耳石器がある。」:耳石器は各側の卵形嚢と球形嚢の2個で、3個という記述は誤りである。
5.「新生児の外耳道には軟骨部がない。」:新生児は外耳道骨部が未発達で軟骨性部分が主体となるため、軟骨部がないとはいえない。

覚えるポイント

半規管膨大部稜=回転、卵形嚢・球形嚢斑=直線加速度。内有毛1列、外有毛3列、耳石器は左右各2個。

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