24AM024第24回 言語聴覚士国家試験 過去問

聴覚系

聴覚伝導路でないのはどれか。

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正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

聴覚系と視覚系の中継核を区別します。外側膝状体は網膜から視覚野へ至る視覚伝導路の視床中継核であり、聴覚伝導路には含まれません。聴覚の視床中継核は内側膝状体です。

解説

音刺激は蝸牛のラセン器にある有毛細胞で受容され、一次ニューロンの細胞体があるラセン神経節から蝸牛神経を通って脳幹へ入ります。その後、蝸牛神経核、上オリーブ核群、外側毛帯、下丘などを経由し、視床の内側膝状体で中継された後、側頭葉の大脳皮質聴覚野へ投射します。すべての線維が各中継核を同じ形で通るわけではありませんが、この大きな流れを押さえることが重要です。外側膝状体は視索から入力を受け、視放線を経て後頭葉視覚野へ送る視覚系の構造です。「内側=聴覚、外側=視覚」という膝状体の対応が設問の決め手になります。

選択肢の確認

1.「下丘」は、中脳にある聴覚情報の重要な中継・統合部位なので聴覚伝導路に含まれます。
2.「ラセン器」は、蝸牛内で音の機械振動を神経信号へ変換する聴覚受容器なので聴覚系の出発点です。
3.「外側膝状体」は視覚伝導路の中継核で、聴覚伝導路ではないため正答です。
4.「ラセン神経節」は、蝸牛有毛細胞から入力を受ける一次聴覚ニューロンの細胞体があるため含まれます。
5.「大脳皮質聴覚野」は、上行した聴覚情報が到達して音を分析する皮質領域なので含まれます。

覚えるポイント

聴覚は「ラセン器→ラセン神経節→脳幹諸核→下丘→内側膝状体→聴覚野」です。内側膝状体は聴覚、外側膝状体は視覚と対で覚えます。

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