第22回・2020年

22AM024|第22回 言語聴覚士国家試験 過去問

最長発声持続時間が短縮しないのはどれか。

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正解5

正答

(5)

この問題のポイント

最長発声持続時間は肺活量、呼気調節、声門閉鎖効率に左右されます。粘膜下口蓋裂は鼻咽腔閉鎖・共鳴の問題で、通常は持続母音の呼吸・声門音源を直接短縮しません。

解説

肺葉切除では機能する肺容量が減少し、発声に利用できる呼気量が低下します。間質性肺炎は拘束性換気障害、横隔神経麻痺は吸気・呼気の呼吸力学障害を来し、いずれもMPT短縮要因です。声帯溝症では声帯縁の溝と粘膜波障害により声門閉鎖不全が生じ、呼気が漏れて発声持続が短くなります。粘膜下口蓋裂では二分口蓋垂、硬口蓋後縁の切痕、軟口蓋筋の離開などから開鼻声を生じ得ますが、声帯振動と肺からの呼気保持は通常保たれます。母音発声時に鼻腔漏出があっても、他の四疾患ほどMPT短縮の直接原因とはなりません。

選択肢の確認

1.「肺葉切除」は肺容量低下によりMPTが短縮し得ます。
2.「声帯溝症」は声門閉鎖不全による呼気漏れで短縮します。
3.「間質性肺炎」は拘束性換気障害で利用可能呼気量が減ります。
4.「横隔神経麻痺」は横隔膜運動低下により呼吸支持を損ないます。
5.「粘膜下口蓋裂」は主に共鳴・鼻咽腔閉鎖の問題で、MPTが短縮しないため正答です。

覚えるポイント

MPT短縮は呼気量低下または声門からの空気漏れを考えます。開鼻声は鼻咽腔閉鎖の問題で、声門閉鎖不全とは別です。

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