第22回・2020年

22AM053|第22回 言語聴覚士国家試験 過去問

ある行動に影響を与えると思われる条件を変化させ、条件と行動との関係を調べるのはどれか。

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正解5

正答

(5)

この問題のポイント

観察者が独立変数と考える条件を計画的に操作し、行動という従属変数の変化を調べる方法は実験的観察です。自然場面をそのまま見る自然的観察と区別します。

解説

実験的観察では、標的行動へ影響すると予想される刺激、課題条件、強化、指示などを意図的に変え、他の条件を可能な範囲で統制して行動との因果的関係を検討します。たとえば援助提示の有無を変えて要求行動の頻度を比べる設計です。自然的観察は日常場面に介入せず生起した行動を記録するため生態学的妥当性は高いものの、条件を操作しないため因果推論には限界があります。面接は言語的報告を得る方法、内観法は自己の心理過程を報告する方法であり、条件操作による行動変化の検証ではありません。

選択肢の確認

1.「構造化面接」は質問内容・順序を標準化して情報を得る方法で、条件操作ではありません。
2.「非構造化面接」は自由度の高い対話で情報を得る方法です。
3.「内観法」は本人が自己の意識経験を観察・報告します。
4.「自然的観察」は条件を人為的に変えず、自然な行動を記録します。
5.「実験的観察」は条件を変化させ行動との関係を調べるため正答です。

覚えるポイント

独立変数を操作し従属変数を測定するのが実験です。条件操作なしなら観察された相関であり、因果関係の主張には慎重さが必要です。

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