23AM051第23回 言語聴覚士国家試験 過去問

言語聴覚障害総論

拡大・代替コミュニケーションの成立に必須でないのはどれか。

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正解: 5

正答

(5)

この問題のポイント

AACによるコミュニケーション成立には発信者・受信者・伝えるメッセージ・共有可能なコードが必要だが、聴覚フィードバックは必須ではない。

解説

コミュニケーションでは、発信者が伝達内容を記号化し、媒体を通して受信者へ送り、受信者がそのコードを解読する。AACは音声だけでなく身振り、絵記号、文字、視線、スイッチ、音声出力機器などを利用するため、聴覚に頼れない人にも成立する。重要なのは双方が理解できるコード、伝えたいメッセージ、相手の存在と反応である。フィードバック自体は伝達確認に役立つが、視覚・触覚・相手の行動でも得られ、自己の声を聞く聴覚フィードバックを必須条件とはしない。利用者の感覚・運動能力に合う経路を選ぶ。

選択肢の確認

1.「コード(記号)」:コードは絵、文字、身振り等を意味へ対応させ、発信者と受信者が共有するためAAC成立に必要である。
2.「発信者」:発信者は伝えたい意図をもち、利用可能な手段でコード化するコミュニケーション主体として必要である。
3.「受信者」:受信者がメッセージを知覚・解釈して応答することで相互伝達が成立する。
4.「メッセージ」:メッセージは要求、選択、感情、情報など伝達される内容そのもので、コミュニケーションの目的となる。
5.「聴覚フィードバック」:聴覚フィードバックがなくても視線・絵・文字・触覚等でAACは成立するため必須ではない。

覚えるポイント

AACは特定感覚に依存しない。誰が・誰へ・何を・どの記号で伝えるかが核で、フィードバック経路は個別化できる。

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