22AM079|第22回 言語聴覚士国家試験 過去問
発達の過程で構音の獲得が最も遅いのはどれか。
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正解: 3
正答
(3)
この問題のポイント
幼児の構音は、両唇鼻音・破裂音など見えやすく運動が単純な音から、精密な狭めと気流制御が必要な摩擦音へ進みます。選択肢では[sa]が最も遅く獲得されます。
解説
[ma]と[pa]は両唇の閉鎖を用い、喃語期から多く現れる早期音です。[ta]は舌尖・舌端を歯茎付近へ接触させる破裂音、[ka]は舌背を軟口蓋へ接触させる破裂音で、両唇音より後の場合はあっても、持続的に細い溝を作る摩擦音より一般に早く安定します。[sa]の[s]は舌と歯茎で中央に狭い呼気路を作り、口腔正中から適切な速い気流を維持する必要があります。構音点、狭め、呼気方向の精密な協調が求められるため、置換や歪みが長く残りやすい音です。個人差はあるので臨床では年齢規準と誤りの質を併せます。
選択肢の確認
1.「[ma]」は両唇鼻音で喃語にも現れ、早く獲得されます。
2.「[ka]」は軟口蓋破裂音で、[sa]より先に安定するのが一般的です。
3.「[sa]」は精密な摩擦性気流を要し、この中で最も獲得が遅く正答です。
4.「[ta]」は歯茎破裂音で、摩擦音[s]より早い音です。
5.「[pa]」は両唇破裂音で視覚的にも捉えやすい早期音です。
覚えるポイント
構音発達は概して鼻音・破裂音が先、摩擦音・破擦音が後です。単に構音点でなく、閉鎖か持続的狭めかという運動要求を考えます。