22AM091|第22回 言語聴覚士国家試験 過去問
定型発達児の音に対する反応で誤っているのはどれか。
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正解: 3
正答
(3)
この問題のポイント
大音響で両上肢を開くMoro反射は新生児期からみられ、月齢とともに消失します。4か月の聴性反応の代表として挙げるのは不適切です。
解説
乳児聴覚発達の観察では、反射的反応から音源定位、音声・音楽への選択的反応へ変化します。2か月ごろには話しかけへの発声や微笑、3か月ごろには声や音楽への情動反応がみられます。大きな音へのMoro反射は出生直後から存在する原始反射で、4か月前後には統合され減弱していくため、4か月児の発達的な音反応として設定するのは誤りです。6か月ごろには離れたテレビやラジオなどの音へ振り向き、8か月ごろには小さな音にも注意を向け音源を探索します。反応がないときは聴力だけでなく覚醒、発達、刺激強度を考慮します。
選択肢の確認
1.「2か月―話しかけると『あー』『うー』」はクーイング期の反応として妥当です。
2.「3か月―歌や音楽を喜ぶ・嫌がる」は音への情動反応として妥当です。
3.「4か月―大音でビクッと両手」は新生児期のMoro反射をこの時期の目安とし、誤りなので正答です。
4.「6か月―テレビ等へ敏感に振り向く」は音源定位の発達に合います。
5.「8か月―耳元の小音へ振り向く」は微小音への探索反応として妥当です。
覚えるポイント
原始反射としての大音反応と、発達した音源定位・音声反応を区別します。月齢が上がるほど小音への方向性ある反応をみます。