22AM090第22回 言語聴覚士国家試験 過去問

聴力検査

1歳の男児。母親が呼んでも振り返らない。聴覚検査法として適切でないのはどれか。

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正解: 2

正答

(2)

この問題のポイント

1歳児には発達月齢に合う行動反応検査または他覚検査を選びます。遊戯聴力検査は規則を理解し自発反応を遊びへ条件付ける必要があり、通常1歳には難しい方法です。

解説

耳音響放射は内耳外有毛細胞機能を短時間に他覚的に評価し、聴性脳幹反応は電極で聴神経・脳幹反応を記録するため、言語指示に従えない乳幼児にも用いられます。視覚強化式聴力検査は音源方向への振り向きを光る玩具などで強化し、条件詮索反応聴力検査も音と視覚報酬を結び付けて乳幼児の反応を引き出します。これらは1歳の発達に合います。プレイオージオメトリは音が聞こえたら積木を入れる等の遊び反応を自発的に行う課題で、一般にもう少し年長の幼児が対象です。呼名反応が乏しい場合は一検査でなく、他覚・行動検査を組み合わせます。

選択肢の確認

1.「耳音響放射」は行動反応を要さず、1歳児に適用できます。
2.「遊戯聴力検査」は課題理解・随意反応が1歳には難しく、適切でないため正答です。
3.「視覚強化式聴力検査」は振り向きを視覚報酬で強化する乳幼児向け検査です。
4.「聴性脳幹反応」は睡眠下等で他覚的閾値推定に用いられます。
5.「条件詮索反応聴力検査」は条件付けた探索反応を利用し乳幼児に適します。

覚えるポイント

乳児はBOA・COR/VRAと他覚検査、幼児になると遊戯聴力検査へ移ります。発達年齢と条件付け可能性で方法を選びます。

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