22AM089第22回 言語聴覚士国家試験 過去問

小児聴覚障害

ムンプス難聴で正しいのはどれか。

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正解: 5

正答

(5)

この問題のポイント

ムンプス難聴は流行性耳下腺炎ウイルスによる急性感音難聴で、片側性が多いものの高度・重度となりやすく、確立した著効治療に乏しい病態です。

解説

ムンプスウイルス感染に伴って内耳が障害され、急速に感音難聴を来します。典型的には一側性で、聾に近い高度難聴になる例が多く、回復しにくい点が重要です。ただし両側例も存在するので「両側に発症しない」とは断定できません。小児に多い感染症ですが成人も罹患し得ます。耳下腺腫脹が明らかでない不顕性感染や、難聴発症と腫脹時期が一致しない例もあるため、全例で腫脹するわけではありません。ステロイド等が試みられることはあっても治療が著効する疾患ではなく、予防接種による感染予防が大切です。

選択肢の確認

1.「治療が著効する」は回復困難例が多く誤りです。
2.「成人は発症しない」は成人にもムンプス感染・難聴が起こるため誤りです。
3.「両側に発症しない」は頻度は低くても両側例があるため誤りです。
4.「全例で耳下腺が腫脹」は不顕性感染等があり誤りです。
5.「高度難聴が多い」はムンプス難聴の重要な特徴で正答です。

覚えるポイント

ムンプス難聴は急性・感音性・多くは一側・高度・不可逆的です。「多くは一側」と「両側は絶対ない」を混同しません。

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