22AM100第22回 言語聴覚士国家試験 過去問

小児聴覚障害

知的発達正常で成人期に難聴が進行した盲ベース盲ろう者のコミュニケーション改善方法として適切なのはどれか。 a.コミュニケーションボード b.指点字 c.人工内耳 d.筆 談 e.発音サイン

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正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

盲ベース盲ろう者は先に視覚障害があり、成人期の進行難聴までに点字と音声言語を獲得していると考えます。b指点字とc人工内耳が既存能力を活かせます。

解説

指点字は受け手の左右中三指を点字の六点に見立て、話し手が直接打点する触覚的コミュニケーションです。点字を既に使用する盲ベースの人には習得済みの文字体系を対人会話へ転用できます。成人期まで聴覚で音声言語を獲得し、後に難聴が進行した場合、医学的適応を満たせば人工内耳で聴覚入力を再獲得しやすく、知的発達正常という条件もリハビリテーションに有利です。コミュニケーションボードや筆談は視覚提示を前提とするため盲では利用困難です。発音サインは口形や構音を触覚等で示す方法ですが、本例では点字と獲得済み音声言語を直接活かす二方法が優先されます。

選択肢の確認

1.「a,b」は指点字bは適切ですが、視覚的コミュニケーションボードaは盲では使えません。
2.「a,e」はボードaが利用困難で、発音サインeも第一選択ではありません。
3.「b,c」は点字を触覚会話へ用いる指点字と、獲得済み聴覚言語を活かす人工内耳で正答です。
4.「c,d」は人工内耳cは適切ですが、視覚を要する筆談dは不適切です。
5.「d,e」は筆談dが利用できず、両者とも本例の主要な改善法ではありません。

覚えるポイント

盲ろう支援は障害の発症順序を確認します。盲ベースなら点字・触覚、ろうベースなら手話・指文字系など、既獲得言語を基盤に選びます。

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