23AM089|第23回 言語聴覚士国家試験 過去問
検査可能な条件として正しい組合せはどれか。 a.COR ――― 首がすわっている。 b.ピープショウ ――― 検査-ボタンを押せる。 c.OAE ――― 泣いていない。 d.ABR ――― 体動がみられる。 e.ティンパノメトリー ――― 鼓膜に穿孔がある。
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正解: 1
正答
(1)
この問題のポイント
CORには音源へ振り向ける頸定、ピープショウには条件づけたボタン操作、OAEには体動・泣き声雑音の少ない安静が必要で、a・b・cが正しい。
解説
検査成立条件は反応方法と記録信号から導く。CORは左右音源を探索する頭部回旋を光刺激で強化するため、首がすわっている必要がある。ピープショウは音が聞こえたらボタンを押す等の条件反応を形成できる発達段階で行う。OAEは外耳道内の微小音をプローブで記録するので、泣き声・体動・周囲雑音が少ない安静時が望ましい。ABRも微小脳波を加算するため体動は筋電図雑音となり不適切である。鼓膜穿孔時のティンパノメトリーは外耳道容積評価等に情報を得ることはあるが、通常のピーク測定条件とはならない。
選択肢の確認
1.「a,b,c」:a,b,cの頸定、ボタン操作、泣いていない安静は、それぞれCOR、ピープショウ、OAE成立に必要な条件である。
2.「a,b,e」:a,b,eはa・bは正しいが、鼓膜穿孔があると通常のティンパノグラム測定条件にならない。
3.「a,d,e」:a,d,eはCOR条件aは正しいが、体動中ABRと穿孔下の通常ティンパノ条件が不適切である。
4.「b,c,d」:b,c,dはb・cは正しいが、ABRは体動がない睡眠・安静状態で記録する。
5.「c,d,e」:c,d,eはOAE条件cは正しいが、d・eを検査可能な通常条件とはしない。
覚えるポイント
行動検査は発達課題、OAE・ABRは静穏、ティンパノは鼓膜・外耳道条件。検査原理から必要条件を導く。