22PM091第22回 言語聴覚士国家試験 過去問

小児聴覚障害

聴覚障害幼児の言語発達で獲得が最も遅いのはどれか。

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正解: 1

正答

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この問題のポイント

聴覚障害児では、語彙・文法形態素・統語構造が複雑になるほど獲得に時間を要します。複数の節を組み合わせる複文は、選択肢中で最も高次の統語能力です。

解説

聴覚障害があると、音声言語への偶発的な接触が少なく、助詞、活用、接続表現など聞こえにくい文法情報の学習に影響が出やすくなります。2語文は語彙結合の初期段階で、過去形など単一文内の形態文法、出来事を順に並べる順接談話、従属関係の理解・表出へと発達します。複文は二つ以上の節を接続し、原因・条件・時間などの関係を統語的に表すため、語彙、文法形態素、作動記憶、談話理解を統合する必要があります。このため獲得が遅れやすく、明示的な指導が必要となることがあります。補聴機器だけでなく、視覚的手掛かりと豊富な言語経験を早期から保障します。

選択肢の確認

1.複文は複数節と節間関係を統合する最も複雑な構造で、獲得が最も遅くなります。
2.従属構造も高次ですが、選択肢の包括的な複文能力より先に部分的に現れます。
3.過去形は時制を示す形態文法で、複文より早い段階です。
4.2語文は二つの内容語を結ぶ言語表出初期の語結合であり、複文より早く獲得されます。
5.順接談話は出来事を時間順に結ぶ段階で、複雑な節関係より先に発達します。

覚えるポイント

聴覚障害では聞き取りにくい助詞・語尾・接続詞と複雑統語に注意。単語数だけでなく節と節の関係を評価します。

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