第22回・2020年

22PM090|第22回 言語聴覚士国家試験 過去問

聴力検査法と、検出できる病態との組み合わせで正しいのはどれか。

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正解3

正答

(3)

この問題のポイント

ASSRは周波数別の変調音に対する定常反応を記録し、周波数ごとの推定聴力を得られます。そのため谷型など聴力型の推定にも利用できます。

解説

ASSR(聴性定常反応)は、振幅・周波数変調した持続音に対する脳波反応を周波数解析で検出します。複数周波数を同時提示でき、客観的に周波数別閾値を推定できるため、乳幼児や行動反応が難しい例の聴力型把握に役立ちます。クリックABRは主として2〜4kHz付近を反映し、低音域だけの難聴検出には不向きです。auditory neuropathy spectrum disorderでは、OAEが保たれてもABRが高度に異常となる組合せが鍵で、DPOAE単独で病態を検出するとはいえません。純音聴力検査は周辺聴覚閾値を測り、聴覚情報処理障害の診断単独検査ではありません。自由音場CORは良聴耳の反応となり、一側性難聴を左右別に特定しにくい検査です。

選択肢の確認

1.クリックABRは高音域寄りで、低音に限局した難聴には感度が低いです。
2.ANSDはOAE保持とABR異常の乖離で評価し、DPOAEだけでは検出できません。
3.ASSRは周波数別閾値を推定でき、谷型難聴の聴力型把握に利用できるため正答です。
4.純音聴力検査だけで中枢性の聴覚情報処理障害を検出しません。
5.自由音場CORは左右耳を分離できず、一側性難聴の検出に不向きです。

覚えるポイント

クリックABR=高音域寄り、ASSR=周波数別客観閾値、OAE+ABRの乖離=ANSD、COR自由音場=良聴耳反応です。

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