第23回・2021年

23AM059|第23回 言語聴覚士国家試験 過去問

失語症の書く側面の掘り下げに使用できる検査はどれか。

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正解1

正答

(1)

この問題のポイント

モーラ抽出検査は語を拍へ分解・抽出できるかを調べ、仮名書字の基盤となる音韻操作を掘り下げるために使用できる。

解説

失語症の書字、とくに仮名書字には、語音列をモーラへ分解し、各モーラを対応する文字へ変換し、順序化して書く過程が必要である。モーラ抽出検査は指定位置の拍を取り出す、拍数を数える等により音韻分解能力を評価し、仮名錯書の機序を検討できる。Token Testは口頭命令理解、SCTAWは抽象語の聴覚理解、Raven色彩マトリックスは非言語的推理を調べる。SALAの語彙性判断は文字列が実在語か判断する読字語彙処理で、書字産生の音韻分解を直接掘り下げる選択肢ではない。

選択肢の確認

1.「モーラ抽出検査」:モーラ抽出検査は語を拍へ分解する能力を調べ、仮名書字障害の音韻処理を詳しく評価できる。
2.「トークンテスト」:トークンテストは色・形・大きさの異なる駒を口頭命令で操作させ、聴覚的言語理解を調べる。
3.「標準抽象語理解力検査」:標準抽象語理解力検査は音声提示した抽象語に合う絵を選ばせ、語理解を評価する。
4.「SALA失語症検査/語彙性判断」:SALA語彙性判断は提示文字列が実在語か非語かを判断する読字課題で、書字産生の直接検査ではない。
5.「レーヴン色彩マトリックス検査」:レーヴン色彩マトリックスは図形規則を推理する非言語性検査で、書字障害の掘り下げにはならない。

覚えるポイント

仮名書字は音列→モーラ分解→文字変換→配列。モーラ抽出で最初の音韻分解段階を評価する。

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