23PM026|第23回 言語聴覚士国家試験 過去問
一人で課題を行う場合に比べて他者と協働するときに課題遂行量が減る現象はどれか。
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正解: 3
正答
(3)
この問題のポイント
集団で同じ課題を行うと個人の努力が識別されにくくなり、一人当たりの遂行量が低下する現象を社会的手抜きという。
解説
社会的手抜きは、共同作業で個々の貢献が匿名化され責任が拡散すると、単独作業時より努力が減る現象である。綱引き実験などで示され、個人の成果を明確に評価する、課題の重要性を高める、集団規模を小さくすることなどで軽減できる。社会的促進は他者の存在により単純・習熟課題の遂行が高まる別現象である。選択肢の他概念は、原因帰属、態度と認知の不一致、統制不能経験、説得効果の遅延をそれぞれ扱っており、協働時の努力低下を直接説明しない。
選択肢の確認
1.「誤帰属」:誤帰属は感情や覚醒の原因を実際とは別の対象に帰属することで、共同作業量の低下ではない。
2.「認知的不協和」:認知的不協和は矛盾する認知を同時に持つ不快感と、それを低減しようとする態度変化をいう。
3.「社会的手抜き」:社会的手抜きは集団作業で責任が拡散し、個人の努力量が単独時より低下する現象である。
4.「学習性無力感」:学習性無力感は回避不能な失敗経験により、統制可能な場面でも反応しにくくなる状態である。
5.「スリーパー効果」:スリーパー効果は信頼性の低い情報源による説得効果が時間経過後に相対的に高まる現象である。
覚えるポイント
協働で努力低下=社会的手抜き。観察者の存在で習熟課題向上=社会的促進。個人貢献の可視化が手抜きを減らす。