25AM027|第25回 言語聴覚士国家試験 過去問
古典的条件づけとオペラント条件付け(道具的条件付け)との両方に関連するのはどれか
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正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
消去は古典的条件づけにもオペラント条件づけにもあります。前者では条件刺激を無条件刺激なしで反復し、後者では行動後の強化を中止することで学習反応を弱めます。
解説
古典的条件づけは、当初反応を起こさない条件刺激と、生得的反応を起こす無条件刺激を対提示し、条件刺激だけで条件反応を生じさせる学習です。獲得後に条件刺激だけを繰り返すと条件反応は低下し、これを消去と呼びます。オペラント条件づけは自発した行動の結果によって、その後の行動頻度が変化する学習です。強化で維持されていた行動に強化子を与えなくすると行動は減少し、これも消去です。ただし一時的に反応が増える消去バーストや、時間後に反応が戻る自発的回復があり、元の学習が完全に消えるとは限りません。罰と自発的行動は主にオペラント、無条件刺激は古典的条件づけ、モデルは観察学習で用いる概念です。
選択肢の確認
1.「罰」は行動後の結果で行動頻度を下げるオペラント条件づけの概念が中心です。
2.「消去」は条件反応にも強化行動にも起こるため、両方に関連し正しいです。
3.「モデル」は他者行動を観察・模倣する社会的学習の概念で、両条件づけ共通の必須概念ではありません。
4.「無条件刺激」は古典的条件づけで無条件反応を生じさせる刺激です。
5.「自発的行動」は結果によって増減するオペラント行動を指し、古典的反応とは区別されます。
覚えるポイント
古典的消去はCSのみの提示、オペラント消去は強化中止です。消去は学習の消去そのものではなく、新たな抑制学習と考えられ、自発的回復に注意します。