24PM027|第24回 言語聴覚士国家試験 過去問
誤っているのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
偶然誤差は、測定のたびに方向も大きさも予測不能に変動する誤差である。「大きさがほぼ一定」という性質ではない。一定方向に偏る恒常誤差・系統誤差とは、再現性と偏り方で区別する。
解説
偶然誤差は注意、機器の微小変動、環境雑音など多くの偶発的要因が重なり、正負いずれにもばらつく。反復測定と平均化で影響を小さくできるが、各回の値は一定でない。幾何学的錯視のように刺激配置から一貫した偏りが生じるものは恒常誤差の例になる。時間誤差、空間誤差、系列誤差は、呈示順序・位置・上昇下降系列という測定条件に依存する系統的な偏りである。
選択肢の確認
1.偶然誤差の大きさは一定:誤り。大きさも方向も測定ごとに不規則に変動する。
2.幾何学的錯視は恒常誤差:正しい。刺激構造により一定方向の知覚的偏りが生じる。
3.時間誤差は呈示順序の影響:正しい。先行・後続刺激の順が比較判断へ及ぼす偏りである。
4.空間誤差は呈示位置の影響:正しい。左右・上下など配置による系統的な判断差をいう。
5.系列誤差は上昇・下降系列の差:正しい。期待や慣れにより閾値が系列方向で異なる。
覚えるポイント
偶然誤差は「ばらつき」、恒常誤差は「偏り」。平均化で減るのは主に偶然誤差である。