25PM027第25回 言語聴覚士国家試験 過去問

心理測定法

誤っているのはどれか。

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正解: 2

正答

(2)

この問題のポイント

精神物理学の測定法は、刺激を誰がどのように変えるかで区別する。調整法では被検査者自身が連続的に刺激量を動かすため、操作速度や刻み幅を試行間で一定に保つことは期待しにくい。

解説

恒常法は複数の刺激水準を無作為順に繰り返し提示して反応率を求めるため、予測を抑えられる一方で試行数が多い。極限法は刺激を上昇系列・下降系列で順次提示するので、次の刺激方向が分かりやすく予期誤差が生じ得る。上下法は反応に応じて刺激を増減し、反応が変わった転換点で系列方向を反転させ、閾付近へ効率的に収束させる。調整法は被検査者が刺激を動かして主観的等価点などへ合わせる簡便な方法だが、個人の操作癖が入りやすい。マグニチュード推定法では標準刺激との比を数値で報告し、感覚量を直接尺度化する。

選択肢の確認

1.「恒常法は試行数が多い」:正しい。各刺激水準で十分な反応率を得るため反復提示が必要である。
2.「調整法では刺激操作が一定」:誤りで正答。被検査者が自由に調整するため、速度・刻み・方向などの操作は一定になりにくい。
3.「極限法は次の刺激量を予測されやすい」:正しい。規則的な上昇・下降系列が予期誤差を生む。
4.「上下法は反応変化で系列を反転」:正しい。閾を挟む転換点を利用して刺激量を調整する。
5.「マグニチュード推定法は心的体験を量的表現」:正しい。感じた大きさを数値比として報告させる。

覚えるポイント

恒常法=無作為・多数、極限法=系列・予測、調整法=本人が合わせる、上下法=反応で反転、マグニチュード推定=感覚量を数値化、と整理する。

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