26PM027|第26回 言語聴覚士国家試験 過去問
母集団からランダムサンプリング(無作為抽出)を行うことで可能になるものとして誤っているのはどれか。
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正解: 3
正答
(3)
この問題のポイント
無作為抽出は母集団から標本を確率的に選ぶ方法で、標本誤差の評価や母集団への推測を可能にしますが、外的変数の影響を完全に除去する方法ではありません。
解説
無作為抽出では、母集団の各要素に既知の選択確率を与えるため、限られた標本から母集団の値を推定し、標準誤差や信頼区間を計算できます。全数調査より対象者が少なく、時間・費用・労力も軽減できます。ただし、偶然による標本の偏りは残り、未測定の交絡要因や測定誤差まで消えるわけではありません。因果推論で群間の外的変数を確率的に均衡させるのは、母集団からの無作為抽出ではなく、実験参加者を条件へ割り付ける無作為割付です。それでも有限標本では完全な均衡は保証されず、統制や調整が必要です。
選択肢の確認
1.「確率論的な分析ができる」は選択確率に基づく推定が可能なので○です。
2.「限られた標本から一般化できる」は代表性を確率的に確保する目的に合い○です。
3.「外的変数の影響を除去できる」は抽出だけでは保証されないため×で、これが正答です。
4.「調査の労力を減らせる」は全数調査との比較で○です。
5.「標本誤差を評価できる」は標準誤差などを算定できるため○です。
覚えるポイント
無作為抽出は母集団への一般化、無作為割付は介入群間の比較可能性に関係します。「抽出すれば交絡が消える」とは考えません。