25PM028第25回 言語聴覚士国家試験 過去問

心理測定法

用語の例または説明として誤っている組み合わせはどれか a.質的データー ― 名義尺度の水準の測定値 b.縦断的データー ― 様々な年齢群の人々を一斉に測定して得られる測定値 c.多変量解析 ― データー数が巨大な場合に用いられる分析 d.パス解析 ― 因果関係を仮定した分析 e.分散分析 ― 平均値の差の検定

解答・解説を見る

正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

命題bは横断研究と縦断研究の取り違え、cは多変量解析と大規模データ解析の取り違えである。誤ったb・cを組み合わせた選択肢3が正答となる。

解説

質的データはカテゴリーで表され、順序を持たない名義尺度の値はその典型である。縦断データは同じ個人・集団を時間を追って反復測定して得るもので、異なる年齢群を同時点で比較するのは横断データである。多変量解析の「多変量」は標本数の巨大さではなく、一つの対象について複数の変数を同時に扱うことを意味する。パス解析は変数間に方向をもつ関係を仮定し、直接効果・間接効果を推定する。分散分析は群間変動と群内変動を比較して、複数群などの平均値差を検定する方法である。

選択肢の確認

1.「a,b」:誤りの組合せではない。bは誤りだが、名義尺度を質的データとするaは正しい。
2.「a,e」:誤り。名義尺度と質的データの対応、分散分析による平均差検定はいずれも妥当である。
3.「b,c」:正しい。年齢群の一斉測定は横断的であり、多変量解析はデータ数の巨大さで定義されない。
4.「c,d」:cは誤りだが、因果方向を仮定するパス解析のdは正しい。
5.「d,e」:誤り。パス解析と分散分析の説明はいずれも適切である。

覚えるポイント

縦断=同じ対象を時間追跡、横断=異なる群を同時比較。多変量解析は「標本が多い」ではなく「変数が複数」である。

関連問題

25PM02725PM029
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)