26AM054第26回 言語聴覚士国家試験 過去問

心理測定法

対象者を A 群と B 群とに分け、対象者にも検査者にもいずれの群に属するか知らせずにそれぞれ別の治療を行った。 この研究法はどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

対象者だけでなく検査者にも群割付を知らせない手続きは盲検化であり、特に二重盲検に当たる。期待や観察者バイアスが治療・評価へ入り込むのを抑える。

解説

参加者が治療内容を知ると期待によるプラセボ効果や報告の偏りが、評価者が知ると観察・採点の偏りが生じ得る。両者をマスクして比較可能性を高めるのが二重盲検である。無作為化は偶然機構によりA群・B群へ割り付けて交絡因子を均衡させる別の手続きで、問題文は割付方法を述べていない。サンプリングは母集団から対象者を選ぶこと、アセントは法的同意能力が十分でない者本人の賛意、ケースシリーズは対照群を必須とせず複数症例を記述する研究である。

選択肢の確認

1.無作為化:誤り。群をランダムに割り付けたとは記載されていない。
2.サンプリング:誤り。対象者の抽出法ではなく、割付情報を隠す操作である。
3.盲検化:正しい。対象者・検査者双方を盲検にする二重盲検である。
4.インフォームド・アセント:誤り。未成年者等から発達に応じて得る賛意である。
5.ケースシリーズ:誤り。異なる治療群を比較する本記述とは研究デザインが異なる。

覚えるポイント

無作為化=群分けの方法、盲検化=群分け情報を隠す方法。目的も混同しない。

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