26AM053|第26回 言語聴覚士国家試験 過去問
運動障害性構音障害と器質性構音障害との鑑別診断に用いないのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
運動障害性構音障害と器質性構音障害の鑑別には、構音器官の形態、筋活動、反射、随意運動を直接調べる。CADLは日常コミュニケーション能力をみる失語症関連検査で、病態鑑別には用いない。
解説
器質性構音障害は口唇口蓋裂、舌切除、顎顔面形態など構音器官の構造的異常が基盤となる。運動障害性構音障害は中枢・末梢神経や神経筋接合部、筋疾患により、筋力、速度、協調性、筋緊張が障害される。視診で形態・萎縮・不随意運動、反射検査で神経学的徴候、随意運動で範囲・速度・正確性、必要に応じ筋電図で神経筋活動を調べると両者の鑑別に役立つ。
選択肢の確認
1.視診:用いる。口蓋・舌・顎の形態と麻痺・萎縮等を観察する。
2.CADL:用いない。Communication ADLは実用的コミュニケーション能力を評価する。
3.筋電図:用いる。筋・運動単位の神経生理学的異常を検討できる。
4.反射検査:用いる。病的反射や口腔反射から神経障害を評価する。
5.随意運動検査:用いる。口唇・舌・下顎等の運動性を直接確認する。
覚えるポイント
鑑別は「構造を見る、神経筋運動を見る」。CADLは原因部位でなく生活上の伝達能力を測る。