27AM082第27回 言語聴覚士国家試験 過去問

運動障害性構音障害

正しい組み合わせはどれか。

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正解: 2

正答

(2)

この問題のポイント

運動性構音障害の型を、責任神経系と代表疾患へ対応させる。パーキンソン病は大脳基底核回路の運動低下からhypokinetic dysarthriaを来す。

解説

パーキンソン病では黒質ドパミン神経の変性により基底核運動回路が障害され、動作緩慢・寡動・筋強剛が発話器官にも及ぶ。小声、単調な高さ・強さ、速く加速する発話、構音の弱化を示す運動低下性構音障害となる。ALSは痙性と弛緩性の混合、Guillain-Barré症候群と重症筋無力症は下位運動ニューロン・神経筋接合部に関わる弛緩性、脊髄小脳変性症は失調性が中心である。

選択肢の確認

1.「運動過多性―筋萎縮性側索硬化症」:誤り。ALSは上位・下位運動ニューロン障害による混合性構音障害を示す。
2.「運動低下性―パーキンソン病」:正しい。基底核障害による小声、単調性、加速性発話が特徴である。
3.「痙性―ギラン・バレー症候群」:誤り。末梢神経障害による筋力低下から弛緩性構音障害となる。
4.「弛緩性―脊髄小脳変性症」:誤り。小脳系変性により不規則な構音と韻律を示す失調性が中心である。
5.「失調性―重症筋無力症」:誤り。神経筋接合部の易疲労性により弛緩性の発話症状を示す。

覚えるポイント

基底核Parkinson=運動低下、小脳=失調、上位運動ニューロン=痙性、下位・末梢・神経筋接合部=弛緩と対応させる。

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