27PM083第27回 言語聴覚士国家試験 過去問

運動障害性構音障害

加齢変化でないのはどれか。

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正解: 4

正答

(4)

この問題のポイント

声門開大不良は反回神経麻痺や後輪状披裂筋障害など病的状態を疑う所見で、正常加齢の一般的変化とはしません。

解説

加齢により声帯筋・粘膜が萎縮し、声帯弓状変化と発声時声門間隙が生じ、弱い気息性音声になることがあります。喉頭軟骨は石灰化・骨化が進み、関節・組織の柔軟性が低下します。咽喉頭感覚低下は嚥下反射の遅れや不顕性誤嚥リスクに関係します。嚥下時には舌骨・喉頭の挙上距離や速度が減り、食道入口部開大にも影響します。一方、吸気時の声門開大は唯一の外転筋である後輪状披裂筋と反回神経により確保されます。明らかな開大不良・吸気性喘鳴があれば、両側声帯麻痺、輪状披裂関節固定、神経筋疾患等を評価すべきで、加齢だけで説明しません。加齢変化と疾患を区別します。

選択肢の確認

1.「声帯の萎縮」は加齢性声帯変化としてみられ×の内容です。
2.「甲状軟骨の骨化」は加齢に伴い進行するため×の内容です。
3.「喉頭の知覚低下」は加齢性嚥下変化として起こり×の内容です。
4.「声門開大の不良」は正常加齢の一般所見でなく、病的外転障害を疑うため○です。
5.「喉頭挙上距離の減少」は嚥下機能の加齢変化としてみられ×の内容です。

覚えるポイント

加齢では萎縮・硬化・感覚低下・嚥下運動縮小が起こります。吸気時声門開大不良は神経・関節病変を検索します。

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