26AM052第26回 言語聴覚士国家試験 過去問

言語聴覚障害総論

機能回復訓練について正しいのはどれか。 a.患者の希望より医師、言語聴覚士の判断を常に優先する。 b.言語聴覚障害の特性、発現メカニズムの分析に基づいて訓練を行う。 c.自立生活や地域参加につながる機能回復訓練を優先的に実施する。 d.低下が認められた機能の基盤となる能力を訓練する。 e.理解が困難な患者にはインフォームド・コンセントは不要である。

解答・解説を見る

正解: 4

正答

4

この問題のポイント

機能回復訓練は障害の特性と発現機序を分析し、低下した機能を支える基礎能力へ働きかけ、生活上の自立や社会参加へ結びつける。したがってb・c・dが正しい。

解説

訓練は検査得点だけを上げる作業ではなく、仮説に基づき課題を選び、その効果が実生活のコミュニケーションへ一般化するかを評価する。目標は本人の価値観・希望を中心に、多職種と共有して決める。医療者の判断を常に優先するパターナリズムは不適切である。また理解が難しい場合でも説明を省略せず、理解しやすい表現、絵や文字、意思決定支援、必要に応じた代諾を用いて本人の参加を最大化する。

選択肢の確認

1.a・b・c:誤り。b・cは正しいが、本人の希望を常に医療者判断より下に置かない。
2.a・b・e:誤り。a・eは自己決定と説明責任に反する。
3.a・d・e:誤り。dは正しいが、a・eは不適切である。
4.b・c・d:正しい。機序分析、生活への接続、基盤能力への訓練を含む。
5.c・d・e:誤り。c・dは正しいが、理解困難でも同意への支援が必要である。

覚えるポイント

訓練は「機序に基づく課題→基盤機能の改善→活動・参加」。本人中心の目標設定と説明は省略しない。

関連問題

26AM05126AM053
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)